陽維脈

奇経八脈の1つ。「維」には維持する・連絡するという意味がある。陽維脈には、六陽経を連絡させる働きがあるので、こう呼ばれる。

陽虚

陽気が不足し、機能が低下した症候を指す。陽虚になると寒を生じる。

陽蹻脈

奇経八脈の1つ。陽蹻脈は身体の左右に分かれて、対をなすように分布している。督脈と会合することなく、全身の左右の陽を主る働きをもっている。

陽結

胃腸の邪熱が内結して、発症する大便秘結のことを指す。これは熱結と同じ意味である。

 

陽厥

真熱仮寒のこと。

陽邪

①陽経を侵犯する邪気をいう。②六淫の中の風・暑・燥・火など4種類の邪気を指す。

陽証

陰証に相対する概念。病変部位が表にある、あるいは病変の性質が陽に属する病証はすべて陽証である。

陽旦証

桂枝湯証のこと。

陽中之陽

陽の性質を有する事物の諸要素を、さらに陰陽に分類していったとき、そのなかで陽に属する側面を指す。

陽脈

経脈の中で陽に属する経脈を指す。

陽脈の海

督脈を指す。「」