未病先防

各種の予防措置を施すことにより、疫病の発生を未然に防ぐことである。

脈/脉

①奇恒の腑の1つ。②脈象または脈診のこと。

脈証

「脈」とは、脈象つまり脈拍の変化を指す。「証」は虚証とか実証などといった証侯である。臨床の弁証施治のとき、脈象は参考に値する重要な価値をもっている。

脈診

脈象を診察する方法。脈診は、切診・診脈・按脈・持脈・候脈ともいう。脈診は中国において最も早い時期に創出された診断技術である。古代には三部九候遍診法、人迎・寸口・趺陽三部診法、寸口診法などがあった。後世では寸口診法を主として用い、脈の位置・拍動数・性状・形勢などにもとづき、さまざまな脈象を弁別している。前人は二十四脈、二十八脈などに分けている。これらの脈象の変化を通じて、病変を推測する方法である。