鍉針

針具名。古代九針の一種。

提挿法

刺針手技の一種。「提」は上向きに、「挿」は下向きにという意味。つまり提挿とは上下に動かすことである。「提挿法」とは、針を皮膚に刺入した後、浅い所から深い所へ押し込み(挿)、次に深い所から浅い所へ引き上げる(提)という動作を反復して行う操作方法である。

手三陰経

一二経脈の中で上肢内側(母指を前方に向けた肢位を基準とする)を循行する主太陰肺経・手少陰心経・手厥陰心包経の三経脈を指す。

手三陽経

一二経脈の中で上肢外側(母指を前方に向けた肢位を基準とする)を循行する手陽明大腸経・手太陽小腸経・手少陽三焦経を指す。

天刺法

「天刺」とは1点に刺針するという意味で、「天刺法」とは三稜針の操作方法の一種である。

天人相応

「天」は自然界を指し、「人」は人体の組織構造および人の生理的・病理的な変化などを指す。

天釣

驚風の一種で、高熱・意識昏迷・手足のひきつり・両眼が上翻するなどの特徴的な症状を伴う病証である。